ピアノの買取り相場や価格が知りたい
私はピアノ調律師という仕事をしています
ピアノの買取り相場や価格が知りたい人
調律師の観点から、ピアノは価値があり、古いピアノでも意外と高く売れるお話をしますね
もう誰も弾かないし、不要になったピアノを売りたい
でも古いピアノだと値段がつくのかな・・・そう思っている人が案外多いのです
そんな時に古いピアノでも査定に出すと意外と高い値段で買い取ってくれたりするのです
しかも無料で依頼出来ますので、ピアノ買取査定がおすすめです
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また引越しの時に不要のピアノを処分する人もいますよね。
でも処分だとお金がかかってしまうので、査定依頼をして買い取ってもらいましょう
⇒ピアノを高く売るには?
ピアノの買取相場と価格について
家に眠っているピアノ。さてとどうしよう?はっきり言って邪魔なんです!部屋を広くしたいんです!ピアノを売りたいんです!
最近は調律師である私にこんな相談を受ける事が多いのです。まああまり受けたくない相談ですが。
そしてそんな場合にお役立ち情報としてお客様にアドバイスするのですが、まずは家にある中古ピアノの買取相場を知るためにはネットでの一括査定を利用していくつかの楽器店からの見積もりをもらい、実際の価値や相場とピアノ買取りの価格を知ってくださいとアドバイスします。
理由は複数の楽器店からの見積りを一編にもらえるのでピアノの買取り価格を比較できるし相場も理解できるので、売る場合にもお客さまに納得してもらえるからなのです。
何故かと言うとピアノ買取りの依頼をもし受けた時には私だとどうしても知り合いの楽器店を紹介する事になりますが、もし紹介した楽器店よりも高く買取りしてくれる楽器店があったりした場合があったりすると困るので。実際楽器店により買い取り価格が違う場合が多いのです。
まあ本当はいつまでも大切に弾いてもらいたいと思いますが音楽教室に通ってもだいたい長くて5年ぐらいでやめてしまう生徒さんが本当に多いのです。うーん調律師からするともっと長く音楽教室に通ってもらいたいんだけどなあ。
ヤマハピアノについて
ヤマハの中古ピアノの買取価格や相場について調律師の立場から専門的な視野で書きますね。
まずヤマハのかなり古いタイプの機種でU1またはU1Hというモデルのピアノの買取相場ですがだいたい1万円から2万円ぐらいの値段での見積りが可能なのです。ヤマハの初期の人気シリーズなので実際にかなり家庭に普及しているので台数そのものはかなり多いのです。
また普及していると言う事はかなり家庭にあるので問い合わせも多いモデルです。また引越しの際に手放す人も多いのです。ところで手放す人はもう使わなくなった人やこれからも弾く予定の無い人なのです。
ところで次にヤマハの中古ピアノのU2の買取相場の場合もかなり古い機種ですからやはり1万円〜2万円ぐらいの買取り価格になります。このU2はU1とU3という人気のシリーズに挟まれて販売台数そのものはあまり伸びなかったのですが、それでもやはり私の元にも買い取り依頼は時々来ますね。
つまりどれだけ引取りをしてもまだまだ家庭には眠っている場合が多くそういうものを引き取りしてもまだまだ台数があるものなのです。これはやはり日本ではかなり売れたので潜在的に台数がまだまだあるのです。
次にヤマハの比較的新しい中古モデルのU3及びU3Hのピアノ買取相場はやはり状態にもよりますが1万円〜3万円と少し見積もり金額が高くなります。というのはやはり機種としては割合新しいタイプだからです。このU3シリーズはU1と同じでヤマハの人気シリーズでかなり家庭に普及していて台数も多いのです。
かなり音楽に関しては最近では疎かにされがちだし、あまり趣味になる事も少なくなりました。特にお金がかかる趣味と言うのはなかなか支持されない傾向にあるのです。まあこれも時代の流れでしょうがないとは思います。
と言うのはやはり経済的には音楽は贅沢な趣味という位置づけにあり、最近は特にあまり歓迎されない傾向にあるのです。つまりお金のかからない趣味にどんどん移行しているのはしょうがないし、事実だと思います。何か少し暗い話題ばかり書いてしまいましたね。話しを戻しますね。
そしてヤマハのUX3のピアノ買取価格になると1万円〜5万円とかなり幅があり時にはかなり高額な金額が望めるのです。これは嬉しいですね。ところでこのUX3自体は普及台数はそれほど多くないのですが、スタイリッシュなフォルムと高級感溢れる人気モデルなのでその高級感が買い取り価格に反映するのです。
つまりデザイン的にはスタイリッシュなモデルの場合にはかなり時代を経ても人気がありまだまだ支持を受けているものなのです。また時間が経ってもそういうスタイリッシュなモデルは支持を受けるものだと思います。
もちろんヤマハのグランドピアノの代表格であるC3シリーズの買取相場ですがだいたい10万円〜20万円の見積もりが見込めます。やはりグランドピアノになると買い取りの値段が一桁違うのです。もちろん状態によりピアノ買取り価格は20万円以上の値段がつく時も当然あります。
★ここで他のメーカーについて書きますね。
アトラスというピアノの買取相場についてですがこれは1万円〜3万円ぐらいの価格になります。アトラスの時にはけっこう家庭に普及していて実は見た事がある人もいるのでは?そして意外とそこそこの値段がつく場合が多いのです。これはやはり慢性的に引き取りたい台数が不足している証拠なのです。
また最近では特にメーカーにこだわらずに引き取りをしてくれる時も多いので一度査定を依頼してみて実際の値段を知る方法はいかがでしょうか?つまりまずは客観的に価値を知るのも一つの方法だと思うのです。
またアポロピアノというモデルの買取相場ですがだいたい状態にもよりますが1万円〜3万円の価格になり、アポロの時にも普及台数がけっこう多いのでやはり見たことがある人がいるのでは?私はもちろん見た事もあるし調律もした事もあります。
そしてディアパソン(DIAPASON)というピアノ買取相場ですが、だいたい状態にもよりますが1万円〜3万円ぐらいの見積もり価格が出ると思われます。もちろん私は見たこともあるし調律をした事もありますよ。意外と一部にファンがいるメーカーなのです。
つまり日本の中小メーカーの場合にはたいがいはハンドメイドで技術者がこだわって作成している場合がとても多いのです。つまり部品一つ一つに技術者の拘りがこもっていると言えるでしょう。
★まとめ(注目ポイント!)
1.アップライトはだいたい1万円〜5万円ぐらいの価格です。(人気がある機種や需要が高い時はこの上限値より上に行くかもしれません。)
2.グランドはだいたい10万円以上の価格になります。(本当にグランドの場合にはメーカーや機種により上限の値はかなり変わると思って良いです。)
つまりメーカーに関わらず意外とタイプ(アップライトもしくはグランド)によりピアノの買取価格が変化するという事なのです。まあとりあえず見積りをもらえば今までわたしが書いたのを理解できると思います。つまりまずは価値を知る事が一番大事だと思うのです。
カワイピアノについて
カワイの中古ピアノの買取相場について調律師の立場からなるべく分かりやすく書きますね。
まずカワイのK-8の中古のピアノ買取り価格についてですがだいたい相場としては約2万円ぐらいの見積もりが出ます。え?意外と買取価格が高いのにはびっくりしましたか?そうなんです!実は意外と高い値段がつくのです。
このカワイのK-8はかなり古いモデルですが実は家庭にかなりの台数が普及していて、実際にお客さまから処分したいけどどうしたら良いか相談を何回か受けたことがあります。特に最近は困った事に習う子供そのものが減少していますからねー。だからもう弾く事もないし、使わないので手放す人も多いのです。
次にカワイのBL61の中古ピアノを買い取りする時ですが、状態にもよりますが相場はだいたい業者に見積もりをもらうと約3万円ぐらいの売値になります。もちろん楽器店との交渉次第で売値が変わる事もありますが。
ちなみに調律師が間に入って買い取りの交渉をした事がありますが、やはりお客さまの要望と楽器店の思惑に挟まれてけっこう大変でした。やはりなかなか間に入って交渉は難しいですね。お互いにピアノ買取価格に対しては妥協はしたくないだろうし。
ところで話しを元に戻しますがこのBL61という機種はかなり売れた機種なのです。つまりかなり売れたという事は実は買い取り台数も多いのです。もちろん状態により値段やその時のピアノの買取相場によりかなり値段自体は上下します。つまりその時々で相場は変動すると思って間違いないのです。
またカワイのグランドピアノに目を向けるとSK-2というタイプだと買取相場は大体10万円以上の値段が付く可能性があります。けっこう良い値段がつきますよね。もちろんもっと高い値段が付く可能性もあります。
やはり先生が使ったか生徒が使ったかにより大きく変わるし、先生が弾いていたら当然かなり部品の消耗が激しいので部品交換をしたりしないといけないからけっこうお金が掛かるのです。それに比べて生徒さんの時には長くて一日2時間ぐらいが限界でしょうか?だから当然部品の消耗が少なく修理にあまりお金がかからないものなのです。
つまりアップライトとグランドでは相場が違うし、普及台数、及び状態により見積もり査定額が変わるものなのです。またデザインや素材に希少価値があったりした時にも見積りしてもらうと高額査定が出る可能性があるので期待して良いでしょう。特にバロック調のデザインはなかなか見当たらないので(だいたい縦長のデザインが多いので)期待しても良いと思います。
★総括ポイント!
カワイピアノの買取相場や価格は状態や普及台数、もしくはデザインや素材の稀少価値により変化する。なので客観的に査定をもらい値段を知ると良いでしょう。
業者がピアノの査定額を出す基準について
ところで業者がピアノ買取り査定額を出す基準ってなかなかわかりずらいと思いますのでここで調律師の立場からくわしく解説しますね。技術的な文章が多いですがその点はご了承下さい。
※ポイント!
中古ピアノの買取りの査定基準は外装に傷がどの程度ついているのか、弦は切れていないか、中のハンマーの減り具合はどの程度かなどによりだいたいの相場が決まります。
ちなみに私たちピアノ調律師が各業者の代わりにお客さまの家に行って査定をする事もありますので参考にしてみて下さい。実際に要点だけをまとめてありますが、かなり専門的な事も書いてあります。
1.外装に傷はないか。
⇒小さな傷は調律師が磨いて塗装をしなおせば直りますが、深い傷の場合にはピアノ査定額が落ちる可能性があります。理由はもちろん後で修理して塗装しますがけっこう手間がかかるのです。部品代もかかる場合があるので。
2.鍵盤はスムースに動くか。
⇒これは湿度により、鍵盤が動きづらい時もありますし、逆にあまりにもがたがたしすぎている時もあります。もちろん調律師が手を加えればスムースに動きますが、スムースに動かす為には手間がかかるし、その手間賃を査定基準に入れる時もあります。また鍵盤のひび割れとかも査定額に響く時があります。
まあ実は鍵盤の動きというのは湿度に関係するし、湿度の影響を受けてフェルトが膨張し鍵盤の動きが悪くなっている場合があります。もちろんこの場合も我々調律師が調整すればある程度はスムースに鍵盤が動くようになります。
3.弦は切れていないか
⇒これは打鍵して音が出ないか、もしくは変な音や雑音が聞こえてきた時に、上蓋を開けて外装を外せば原因が分かります。もし弦が切れている時には新しく弦を貼りなおす必要があり、その時にもし弦が切れていなくても錆びていたら錆を取り錆止め剤を塗るという手間がかかるので見積もり査定額に響く場合もあります。
まあだいたい錆びている場合には弦全体が錆びている時が多いので(やはり主に結露とか湿度に影響受けます。ただ低音弦は別で錆びているのはだいたい高音の方です。ここで理由を詳しく書くとキリがないのでこの辺で。)錆を取る手間と防錆剤を塗る手間が調律師にかかるのです。あー面倒(笑)。そんな事いっちゃ駄目ですね。
4.ハンマーの減り具合
⇒これはどういう事かと言うと蓋を開けて中のハンマーを見ると何回も打鍵しているのでハンマーには弦の溝が付くのです。これを調律師が整調(整える)作業をしないといけないので、硬化剤を塗ったり針を刺したり紙やすりで削ったりしてけっこう手間がかかるのです。これも見積もり査定額に影響がある時があります。
5.ハンマーアクション
⇒これは打鍵するとハンマーが弦に向かって動くのですが、この動きをハンマーアクションと言います。このハンマーアクションの動きが悪かったり左右にぶれたりするとやはり調整が必要になり、実際に部品の交換や細かい調整を行う必要があり、やはり見積もり査定額や評価に影響する場合があります。
他にもピアノ買取りする時の見積もりにはさまざまな要素がありますが、だいたいの大まかなポイントを調律師という専門家の立場から書きました。是非参考にしてくださいね。
ピアノ調律師からのアドバイス
お客さまにとって一番気になると思われるピアノの買取りの価格を上げるためにどうしたらよいかピアノ調律師としての立場からのアドバイスをこれから書きますね。是非参考にしてください!
もし個人的に業者と見積り交渉をする機会があったら(まあ現実的にはなかなか無いとは思いますが)相手のいいなりにならないで、せっかくなので査定の時になるべく高額見積もりをもらえるようにしましょう。
では実際にピアノの買取りをしてもらいたい時に実際に高く売ることは可能なのか?どうすれば良いのか?コツはないのか?それを今から詳しく書きますね。まず最初に外装を綺麗にした方が高く売れる時があります。つまり外見を綺麗にするという事なのです。ではどうすれば実際に綺麗になるのか書きますね。
まず綺麗にするために専用のワックスと布があります。ちなみに布は黄色い色をしている場合が多いです。一度は見たことがあるのでは?そのワックスを布につけて綺麗に磨いて光沢を出すのです。この時気をつけた方が良いのはワックスをあまり布につけないことです。
理由はびしょびしょになるのもあるし、たくさんワックスをつけても汚れの落ち方や光沢は変わらないし乾くまで時間がからなのです。だから本当に少しで大丈夫だと思います。ただ汚れが酷いところはある程度ワックスを布につけて綺麗にすると良いでしょう。
もちろんほこりがあれば簡単に掃除機で掃除してください。他にも鍵盤も軽く磨いて下さい。この時気をつけないといけないのはだいたいピアノは黒色で光沢がある時が多いのですが、掃除している時にぶつけて傷をつけないようにしてください。
せっかく高く売るつもりで掃除したのに傷をつけて価値を下げては元も子もないですから。たったこれだけの作業ですが訪れた楽器店の人は、「このお客さまは今まで大事に使ってくれていたんだな」と思って買い取り価格を上げる交渉をしやすくなります。
ところでこれは余談ですが鍵盤の素材というのは白のプラスチックが殆どですがかなり昔に鍵盤に象牙が使われていた時期もありました。この象牙の鍵盤を持っているお客さまは希少価値があるので高く売れると評判なのです。まあ実際には象牙の鍵盤はほとんど目にしないですけどね。
ところで象牙の鍵盤の場合にはプラスチックと違い時間が経つと黄色く変色する場合が多いのですぐにわかると思います。
古いピアノの場合
あとあまりにも古いピアノだとどうせ売れないでしょ!と決め付けて処分を考える人もいると思います。まあでもお客さまの気持ちは良く分かりますし理解が出来ます。だいたい傷はついているし、鍵盤の一部が欠けていたり調律を全然していなかったり。
そしてもう20年以上昔の古いピアノだったりすると半分あきらめてせめて無料で引きとってもらえればよいなんて考えてしまうのです。
でもね、実際に回収をしてもらおうとすると実はお金がかかるんです!だいたい1万円ぐらいかかるんです!このことに初めて気が付いて驚くお客さまがとても多いのです。これは他の製品でもそうですが最近では無料で引取りをしてくれないんです!
げっ!と思うけどもう弾かないし必要ないから多少お金がかかってもしょうがないかなあ、なんて考える人も多いのですが。。。
ちょっとまった!早まらないで!私の手元に買取りに関する各メーカーの値段の一覧表(古い機種から新しい機種まで)がありますが、最近の業者や楽器店はかなり古くても買取りしてくれますよ。
実は少し前まではあまり古いと買取りをしてくれない時が多かったのですが、最近では楽器店は古くても買い取りに積極的な場合が多いのです。ではその理由は?いったい何が起きているのか?それを今から書きますね。
実は私たちが手を加えれば新品に近い状態になるのもありますが、国内需要はもう飽和状態に近いのは事実です。少子高齢化でどんどん子供が少なくなっている現状を考えるとしょうがないとは思います。
実際店頭に並べても安い中古ピアノでもなかなか売れないです!これは現場の楽器店の人が一番感じていると思います。私も感じています。でも海外に輸出、特に普及していないアジア地域に輸出して販路を広げているのです。
つまり世界を相手にするわけですからまだまだ供給できるのです。つまり国内にある中古のピアノは国内ではなくて世界からするとまだまだ必要とされているわけなのです。特にやはり日本製品は信頼と実績がありますからね。
だから輸出ランキングでもやはり上位に上がる国はアジア中心ですね。というかほとんどアジア地域ですが。まあそういう日本もアジアの中の一つの国なのですが。。。
まとめると例え古くても輸出用に買取りしてくれる場合が多いので、もし古くて気にしている人でも一度は査定をもらうことをおすすめします。
輸入ピアノについて
たぶんイメージとしては輸入ピアノは値段が高いイメージが多いと思います。
ハイ!当たってます(笑)。実際に新品だと日本製が60万円なのに外国製だと200万円以上平気でしたりします。
海外のメーカーで特に有名なのはスタインウェイ(ちなみにスタインウェイにはニューヨーク・スタインウェイとヨーロッパ・スタインウェイがあります。音の違いがあり、個人的には私はヨーロッパ・スタインウェイが好きです。)やヨーロッパを中心に有名なベーゼンドルファーがあります。またボストンピアノというブランドも有名ですね。もちろん他にもたくさんのメーカーがあり手作りにこだわったメーカーもあります。
ちなみに値段は何百万円から何千万円まであります!だいたいスタインウェイなどはコンサートに使われるピアノですから何千万円しても不思議ではありません。実際にコンサートだと一億円ぐらいの最高級品もありますから。まあ私もあまり見かけた事はないのですが。
ところで余談ですがショパンが愛したプレイエルピアノというメーカーはショパンファンの間ではとても有名な話しで、タッチがダイレクトに伝わるのでショパンが特に愛用していたと言われています。うーんエレガンス!
話しを元に戻しますね。ところでスタインウェイのグランドピアノは先生が弾いている場合もありますが、中にはお金持ちが部屋のインテリアとして購入する時もあるのです。
特にお金持ちの芸能人の広い居間に白いお洒落なグランドピアノが置いてあるのをテレビで中継していたりしたのを見た事がありませんか?たぶん一度は見たことがあると思います。将来あんな生活をしてみたいと夢を見た人も多いのでは?
そしてパーティーなどを開くときに、弾くのは芸能人でなく(たまーに本人の場合もありますが)出張の先生をわざわざ高いお金を払って呼んだりして演奏してもらうのです。だって芸能人ですからそのあたりはお金の使い方に気にしないのです。
あーうらやましい!(笑)。これはまあ勝ち組の特権なのかも知れないですね。私には夢のまた夢なのです。
ところで先生が買い替えするために輸入ピアノを売る時があり(先生の場合には一日8時間弾いている人もいるので部品の消耗も激しいし、気分が変わって他のメーカーに買い換える先生もいるのです。)この時には売ると言ってもまた新品のグランドピアノを買ってくれる場合が多いので、当然ですが価格は高額になります。まあ次もありますから。
だいたいスタインウェイはもう弾き飽きたからベーゼンドルファー(逆もあり)に変えたいとかそういう我々には考えられないレベルの話しなのです。
まああくまでも一部の話しですけどね。あまり普段我々が聞かない話しだと思います。これは音楽の専門家だから言える事なのかも知れないですね。
実際のピアノの買い取り金額の決め方について
ところで実際に楽器店はどうやってピアノの買い取り金額を決めているのでしょうか?
まず最初に実際のピアノ買取りの金額の決め方について調律師の立場から色々と書きますね。
ところで中古ピアノ買取相場というのは業者によりかなり幅がありますよね?やはり普通の感覚を持っている人ならば疑問に思う点だと思います。ではなぜこんなにも値段が業者により幅があるのでしょうか?その疑問に答えるために今から解説します。
まず一つ目の要因ですが二階に置いてある時を取り上げます。(この場合はマンションではなく一戸建てを想定しています)
ところで二階から下に降ろしたいけど階段が狭くて一階に降ろせない時はどうするのでしょうか?
その答えはピアノ専門の引越し業者がクレーンを使って2階から外に出すのです。その移動のためにお金がかかるのです。おっと!これはいけない!と思いませんでしたか?
つまりクレーン代金を引いた値段で見積りをもし出したら・・・当然見積り金額は安くなります。
でももしクレーン代はサービスする引越し業者の時には(つまりクレーン代は無料)・・・当然見積り金額は高くなります。これはわかりますよね?
つまり重さはアップライトで100キロ以上、グランドになると200キロ以上!これだけ重いので専門の引越し業者が必要になるし、クレーン代金にも金がかかる場合があるのです。
つぎに二つ目の要因は今まで書いたと思いますが、人気の機種なのか?要望の多いメーカーなのか?希少価値があるのか?またデザイン的にも今人気のある機種なのか?ペダルは2本なのかそれとも3本なのか?さまざまな要素がからみあい、見積り金額が出されるわけなのです。
これらを総合して楽器店は買取り金額を決めていくのです。
ところで余談になりますが部屋を移動するときには下にキャスターがついている機種の場合、転がして運ぶことも可能なのですが、重さで床に傷をつけてしまう可能性もあります。
だからピアノの引越し専門業者は実は持ち上げて運ぶのです。ちなみに裏に取っ手がありその取っ手を掴んで運びます。だいたい3人で運ぶのですが力自慢の人は2人で運ぶのです。
ただ絶対真似しないでくださいね!腰を痛める可能性もあるし、もし倒したら大変なことになりますので!あくまで専門の慣れた業者の人たちが運ぶのですから。
話しを戻しますね。つまりあらゆる要素を加味して総合的に判断して楽器店は値段を決めているのです。まあこういう査定の方法もあるんだという程度に考えて下さい。
楽器店の欲しいピアノメーカー
ここで少し軽い話しを書きますね。果たして楽器店により欲しいピアノのメーカーと言うのはあるのでしょうか?
答えを書くと実は欲しいメーカーと言うのは確かにあります。特に土日の催事やイベントによって欲しいメーカーや機種は変わるものなのです。(もちろんメーカー直営の楽器店の時にはそのメーカーを当然引き取ります)
今から書く楽器店というのはヤマハもカワイも取り扱う楽器店のことです。もし今度の店舗における販売イベント(土日に行われる事が多い。)でヤマハのピアノを中心に売りたい場合、ヤマハを多く買い取りする必要があるので、例えヤマハのかなり古いタイプのピアノでもエントリーとして店頭に並べる必要があるので買取ります。(カワイ楽器の時にも同様です)
まあこれは商売の基本なのでごく当たり前の話しなのですが。。。あとは色々なメーカーを揃える方法もあります。つまりまずは台数を揃えてイベントに花を添える感じだと思って下さいね。特にお客さまは色々なメーカーが展示されている方が選択権が増えると思いますので。
これを逆に利用して(私がそんな事を言って良いのだろうか(笑))あるメーカーの見積もりの価格が高い楽器店(つまりそのメーカーを欲しがっているから高い値段をつけるのです。)を探せば良いのですが、でも現実はそんなのを見つけるのは難しいですよね?
またメーカー直営の楽器店に同じメーカーの見積りをもらっても、決して高い見積り金額が出るとは限らないのです。この辺が取り引きの面白いところですね。
ではそんな時にどうすれば良いのか?簡単にわかるおすすめの方法と言えば、ネットでのピアノ買取り一括査定を利用(この場合はいくつかの業者や楽器店に一括で見積りをもらうことが出来るのです。)すれば簡単に各楽器店が比較出来るし、一番高い値段をつけた楽器店と取り引きをすれば良いのです。
しかもネットはPCもしくはタブレットかスマホさえあれば最大のメリットである家にいながらにしていつでも調べられて査定額を知る事が出来、その場で楽器店に連絡を取り売ることができるのです。
まあ最近ではどのメーカーも引き取る業者(特に輸出専門の時は特にメーカーにかかわらず引き取る傾向が強いのです。)も多いですけどね。だからあまりメーカーを気にしなくて良い時代になって来ているのです。
では引取りをしたあとは?ハイ!我々調律師が手入れして綺麗に磨いてそして調律して海外に輸出するのです。つまり私たち調律師の出番なのです。まあ最近では仕事も少なくなっているし、助かっています。
つまり取りあえずは台数を確保してその後は一編に船便で輸出をすればあまり経費もかからないし、一台における利益がだいぶ高くなるのです。